リップル社、米国前財務官が取締役に就任

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リップル社、役員2名を招聘

米リップル社は5日、リーダーシップチームに新たなメンバーが加わったことを発表。第43代アメリカ合衆国財務官のRosa Rios氏が取締役に就任したほか、Kristina Campbell氏が新たにCFOとして就任した。

Rosa Gumataotao Rios取締役はオバマ政権下で、第43代アメリカ合衆国財務官を務めた人物。ラテン系の女性としては歴代5人目となる財務官で、米国で初めてドル紙幣に女性が印刷されることに尽力した功績を持つ。

特筆すべきは財務官の氏名は法定通貨に記されるため、在任中に発行された米ドル紙幣にはRios氏の名前が記されている点だ。

リップル社の取締役就任についてRios氏は以下のようにコメントした。

私は自分のキャリアを金融包摂とエンパワーメントに捧げてきましたが、そのためには堅苦しいプロセスに新しい革新的なソリューションをもたらす必要がある。

リップル社は、グローバルな決済を促進するために、暗号通貨を実質的かつ合法的に使用する方法を示すベストな例の一つだ。

また、CFO(最高財務責任者)に就任したCampbell氏はPayNearMeやGreenDotなど、複数のフィンテック企業でCFOを歴任した経歴を持つ。リップル社は「まだ定義されていない方法でグローバルな決済を改善する独特な立ち位置におり、私はそのソリューションの一部になることができ、大変嬉しく思う」と語った。

暗号資産とブロックチェーン技術については、「お金の動きをめぐるシステムやインフラを再考し、改善することを可能にする」と説明した。

リップル社のBrad Garlinghouse CEOはRios氏の「公共部門と民間部門での経験は、リップル社にとって非常に貴重な視点となる」と述べ、Campbell氏については「急速に進むビジネスにおけるチーム作りとプロセスの構築で成功を収めてきた」と二人を高く評価した。

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