DeFiや3次元仮想世界などに投資へ、大手仮想通貨VCが100億円ファンド立ち上げ

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最先端技術への出資

大手仮想通貨投資企業Multicoin Capitalは新たに100億円に相当するファンドを立ち上げた。このファンドは主にメタバース(3次元仮想世界)やDeFi領域への投資を目的とする。

Multicoin Capitalは業界における大手VCであり、これまでAlgorandやArweave、Bakkt、NEARプロトコル、Solanaブロックチェーンなどさまざまなプロジェクトに出資している。

今回のファンド「Venture Fund II」は主にウェブ3、DeFi(分散型金融)、NFT(非代替性トークン)、メタバース(3次元仮想世界)、及び仮想通貨インフラプロジェクトに投資する。特にDeFi分野では、Solana(ソラナ)基盤のプロジェクトにフォーカスするという。

また、NFT分野でメタバース(3次元仮想世界)というエコシステムの拡大を見込んでいる理由について、「過去20年間、人々はより多くの時間をオンラインの世界に割いてきている。3次元仮想世界はこのトレンドが行き着くところと考えられる」、とマネージングパートナーKyle Samani氏はThe Blockに話した。

メタバース(3次元仮想世界)とは、デジタル空間全体のことをさす意味で、主にデジタル所有権や金融価値、アイデンティティなど現実世界と繋がりを持つものに対して使われる。NFTなどのデジタル所有物はメタバースに含まれている。

今回のファンド立ち上げについて、Multicoin側ははこのようにコメントしている。

今後数年間に渡り、ウェブ3とオープンファイナンス、及び仮想通貨向けのインフラとアプリケーションは大きく発展していくだろう。これらのイノベーションは充分に成熟したインフラがあって可能になるものだ。Multicoinは今後Venture Fund IIを通してこれらの分野にリソースを充てていく。

 

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