SODと取引所COINEALが提携
国内大手成人向けコンテンツ制作会社のSOD(ソフト・オン・デマンド)と暗号資産(仮想通貨)取引所のCOINEALは、新たなストリーミングプラットフォームの共同開発を発表した。暗号通貨決済を導入するグローバル向けプラットフォームの構築に取り組む。
SODは、成人向けコンテンツを中心とする総合販売業(DVDの卸売・動画配信など)の大手企業。18年3月期の売上高は、129億円に上る。
新たなストリーミングプラットフォーム開発に着手する背景には、違法サイトのストリーミングを減らし、グローバルマーケットに進出することが狙いとしてある。
主なサービスとしては、ライブチャット機能やストリーミング機能、そしてNFTマーケットの機能を提供するほか、新人俳優発掘やイベントなどが行える、総合プラットフォームを目指す。
提携するCOINEALはグローバルに展開する暗号資産(仮想通貨)取引所で、公式によると利用者は750万人を超える。暗号資産を活用した既存企業のグローバル展開で、新たな取り組みとして注目される。
Pornhubは仮想通貨決済に特化
成人向けコンテンツ市場では20年12月、配信サービス大手Pornhubが、決済システム契約でクレジットカード大手のVisaとMastercardに提携解消されたことを機に、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、テザー(USDT)など14銘柄の決済に限定した事例がある。
今年1月には、新たにバイナンスコイン(BNB)、ドージコイン(DOGE)、ステーブルコインUSDC決済を受け入れた。
今回発表されたストリーミングプラットフォームは、よりブロックチェーンや暗号資産の活用に踏み込んだサービスとなりそうだ。
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