ローンチ後XRP保有者にトークン配布開始
フレアネットワーク(Flare Network)が具体的なメインネット立ち上げ日程を発表した。
The $FLR distribution will start when the Flare Network goes live. The team is working to make this happen SAFELY as soon as possible. It is dependent on finishing security testing. We expect this at the end of June +/- 2-4 weeks.
— Flare (@FlareNetworks) April 16, 2021
公式ツイッターによると、2021年6月頃を予定している。フレアネットワークがローンチすると、その独自暗号資産(仮想通貨)Sparkトークン(FLR)の配布も開始される。開発チームは現在、できる限り安全にプロセスを実行できるように取り組んでおり、ローンチ時期はセキュリテイ面のテスト完了に左右されるという。
現在のところ、ローンチ日は6月末であり、2~3週間前後する可能性もある。
Sparkトークンの付与(エアドロップ)は、リップル(XRP)保有者に対して実施される(権利確定日は完了済み)。
フレアネットワークでは、1,000億枚のSparkトークンが発行され、そのうちXRPの市場流通量に対応する450億枚が、所定の手続きを行ったXRP保有者に配布される予定となる。詳しいトークンの付与については、以下の記事を参照。
フレアネットワークは、リップル社の投資部門Xpringが出資を行うプロジェクト。XRPの分散型台帳上でスマートコントラクト機能を実装し、安全でスケーラビリティ(規模拡張性)の高いネットワークになることを目指す。
これまでに仮想通貨リップル(XRP)、ライトコイン(LTC)、ステラルーメン(XLM)、ドージコイン(DODE)をネットワークでサポートすることを発表しており、今後他のコインが追加される可能性もある。
分散型金融やNFTのプロジェクトも
フレアネットワークの周りには、すでにそのエコシステムが構築されつつある。例えば、フレア公式とは関係を持たない、独立した分散型金融(DeFi)プロジェクトのFlare Finance(フレアファイナンス)が存在。
取引、イールドファーミング、ステーブルコイン、ローン、保険その他の分野で機関グレードのサービスを提供するとしている。
XRP保有者にはSparkトークン(FLR)が配布されることになるが、フレアネットワークのメインネットがローンチした後、フレアファイナンスも独自トークンDAOFlare(DFLR)をSparkトークンの保有者にエアドロップする予定だ。このDFLRトークンのエアドロップへは、仮想通貨取引所Bitrueが対応する方針を示した。
フレアファイナンスの発表によると、DFLRのエアドロップ時期は、フレアネットワークのメインネット立ち上げから一か月後を予定しているが、正確な時期やSparkトークンに対して幾らの割合で配布されるかはまだ決定していないという。
また3月には、フレアネットワーク上のNFT(非代替性トークン)プラットフォームとして「Sparkles」も設立された。今後、NFTの作成、販売、購入を行える場所になることを目指している。
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