コインベース社員が投資したい仮想通貨を回答
14日に株式の上場を果たした米Coinbase(COIN)。同社社員108名が見る今後の有望な仮想通貨銘柄について、アンケート結果が公開された。
Cinneamhain VenturesのパートナーAdam Cochran氏はコインベースの株式を持つ初期投資家や社員が今後資産の分散化を目的として、株式売却等で得た資金を仮想通貨市場に分散投資すると予想。「(Coinbaseの上場銘柄の中で)今後30日間、どの銘柄を買うか」という質問で同社社員に対し調査を行ったとしている。
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I got 108 responses from employees world wide, asking them questions about their personal views of crypto.
The main question being what assets they’d buy in the next 30 days.
This graph tells us a number of interesting things, but I want to zoom in. pic.twitter.com/HQBuu5XJSZ
— Adam Cochran (@adamscochran) April 14, 2021
調査は、代表的銘柄のビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)ではなく、それ以外のどのようなアルトコインを仮想通貨取引所の社員が有望と考えているかという点にフォーカスしたと説明している。
1位はイーサリアム、2位はビットコインとなり、それに続く仮想通貨で、50名以上に支持されたのは、COMP(CompoundFinance)。40名以上の支持を得たのは以下の3銘柄となった。
- UNI(Uniswap)
- AAVE(Aave)
- MKR(MakerDAO)
20名〜30名の支持を得た銘柄に拡大すると、BALやSNX、GRTなども含まれるなど、DeFi(分散型金融)の関連銘柄に人気が集まった格好だ。分散型金融がさらに成長するとする見方が強いことが見て取れる。
うち日本の上場銘柄は以下の通りになる。
コインベースは現在、多くの人気DeFi銘柄を扱っており、積極的に新規上場を実施している。直近のでは1INCHやENJなど、DeFi・NFT関連の銘柄も加わった。ナスダックへの上場を果たしたコインベースが、今後どのように顧客のニーズに応じてアルトコインを取り扱い、関連サービスを拡大していくか、投資家から注目が高まっている。
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