バイナンスに「COIN」が上場
世界的最大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスが、コインベースの株式「COIN」の取扱予定を発表した。
米大手仮想通貨取引所コインベースのナスダック株式上場に伴い、12日に始めたばかりの株式のトークン化サービス「Binance Stock Tokens」の第二弾として取り扱うことを発表した。第一弾はテスラ社の株トークンだった。
通貨ペアは「COIN/BUSD」で、米ドルに裏付けられたバイナンスのステーブルコイン「バイナンスUSD(BUSD)」で取引される。上場時間「2021-04-14UTC」は明示されておらず、ナスダック上場後のサービス提供となる見込み。
昨年より、バイナンスが出資する大手デリバティブ取引所FTXが提供する株トークンの先物取引「Fractional Stocks Offerings(フラクショナル・ストック・オファリング)」を追従する斬新なサービスとなる。
FTXでは、昨年12月よりコインベースの株トークン先物を提供しており、価格推移が注目されてきた。
同サービスは、ドイツのライセンスを受けた投資会社CM-Equity及びトークン化ソリューションプロバイダーであるDigital AssetsAGとの提携で実現したもの。バイナンスでは、株式市場と同様の取引時間に準じて売買される仕組みとなっている。
コインベースは、仮想通貨取引所として初めて米証券取引所に上場する事例で、かつ過去最大級の大型上場となるため、米ウォール街の金融関係者からも高い関心を集めている。
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用