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ビットコインクジラの大量送金
暗号資産(仮想通貨)ビットコインで、クジラによる大量送金が多発していたことが確認された。市場の警戒ポイントとして注目されている。
オンチェーンの大口送金を監視するSNSアカウントのWhaleAlertによると、3日の朝5時前後から数時間で、20回以上の大量送金が行われ、420BTC〜5000BTCのトランザクションは複数あった。その規模は、少なくとも数千億円規模に及ぶ。
また、送金先や送金元には、「unknown」や「取引所コインベース」、「取引所Gemini」などがあり、取引所への送金と取引所からの出金もあった。
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大口送金による影響が警戒される一方で、オンチェーンデータやWhaleAlertの精度にも留意する必要がある。ブロックチェーン上のオンチェーンデータ分析の精度は、100%確実なものではない。また、WhaleAlertによる送受金先アドレスのラベルミスなどは過去にもあったため、全体の需給など冷静に観察する必要があると言える。
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