仮想通貨トロン創設者、NFT高額アート特化型の「JUST NFTファンド」を設立

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トロン創設者、NFTアートのファンド設立へ

暗号資産(仮想通貨)トロン(TRX)の創設者であるJustin Sun氏は29日、NFTアートに特化した「JUST NFTファンド」の設立を発表した。一流アーティストの作品をブロックチェーンにもたらすほか、NFTアーティストの促進を目指す。

Justin Sun氏は仮想通貨トロンの創設者。過去にはオークションで著名投資家のウォーレン・バフェット氏と会食する権利を約5億円で落札するなどブロックチェーン界隈の著名人だ。

Sun氏は21年2月には、20年全体のNFT販売額(2億5,000万ドル:約270億円)に迫る2億2,000万ドル(240億円)を記録したと説明。今後もNFTとアートの将来性を高くする姿勢を表明した。

将来性を見込んでUST NFTファンドを設立し、一流アーティストの作品をブロックチェーン上にもたらすことや、新生のNFTアーティストの作品を勧める活動を予定している。

Sun氏は同ファンドが最低でも100万ドル(約1億円)以上、中央値が1,000万ドル(約11億円)相当の高額アート作品の提供しか受け入れない仕組みとなっており、ばらつきの法則とも呼ばれ、全体の成功の8割は2割が構成する「パレートの法則」がアート業界でも見られると言及。アート業界のトップのアーティストのみが時間の経過とともに価値を保つとの見解を示した。

また、JUST NFTファンドには伝統的なアート業界の名門クリスティーズやサザビーズ出身のコアメンバーが在籍しており、デジタルアートと伝統アートの双方における経験を持つチームがいると紹介。さらに今後、NFTアドバイザーとして著名アーティストを雇用する予定であることも明らかにした。

さらに先週23日にSun氏がNFTマーケットプレイスのOpen Seaで落札した600万ドル相当のBeeple作品をまずはTRONネットワークにマッピングすると述べ、今後さらに多くの作品がJUST NFTファンドで提供されるとした。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

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