連銀がDeFiを学ぶ
DeFi(分散型金融)の大手Compound Financeの創設者Robert Leshner氏が、連邦準備銀行のメンバーに対し、DeFi(分散型金融)の仕組みやCompoundの紹介を行うプレゼンテーションを実施したことを明かした。
Today, I had the opportunity to present #DeFi and @compoundfinance to the @federalreserve staff.
Eventually the banking system will run on shared, open ledgers.
Each day, we get closer. pic.twitter.com/1UuXWQPEV0
— 🤖 Leshner (@rleshner) March 25, 2021
SNSではプレゼンテーションに使われた、複数の資料が掲載されている。
資料によると、DeFiの基本的説明やCompoundプラットフォーム上の借貸の仕組み、DeFiにおける金利の仕組みなどを紹介した。連銀スタッフが最先端の分散型のシステムで構築される金融システムやそのプロトコルについて学ぶ機会があったと見られる。
DeFiは既存の金融での銀行という第三者機関がなく、主にP2Pの形式で金利などがプロトコルに基づき設定され、借貸が行われている。現在テストが実施されるデジタルドル(CBDC)の研究開発を進めている連銀にとっても、有用なストラクチャーになる可能性がある。
Compoundは現在、MakerDAOの6,600億円に続き、トータルロックバリューのランキングにおいて2位に位置する。管理資産額が6,200億円に及ぶ。
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