『ストリートファイター』シリーズのNFT発売、希少性を生み出す仕組みとは?

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『ストリートファイター』シリーズがデジタルトークンに

日本の大手ゲーム企業カプコンの人気格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズのキャラクターがデザインされたNFT(非代替性トークン)が2月18日に発売された。

ストリートファイターは、1987年にアーケードゲームとして登場、それ以来、家庭用テレビゲームやその他メディアなど様々な形式で親しまれてきた。そして今回新たに、ブロックチェーン上で収集可能なカードという形で現れた格好だ。

NFTとは、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンであり、美術品やゲームアイテム、アイドルやスポーツ選手のカードなどで、幅広い採用が期待される新分野。多くはイーサリアム(ETH)のERC―721規格によるが、今回は、ゲームアイテムのトレードに特化した「WAXブロックチェーン」が使用されている。

カードの希少性が生まれる仕組み

プレスリリースによると、ストリートファイターの最初のカードシリーズでは、262種類のトレーディングカードが流通し、カードの希少性を生み出すシステムも備わっている。

プレイヤーは、まず「ビルドカード」と呼ばれるカードパックを購入、2枚のカードを組み合わせて新しいカード(6種類の内一つ)を得られる。ビルドカードを追加して、そのカードのパワーを増強し、パワースコアが5に達すると、さらにスペシャルカードが生成できるという。

スペシャルカードも6種類あり、いずれか1つが登場。またスペシャルカード生成の際には、ビルドカードばバーン(焼却)されるため、個々のカードの希少性や価値が高まる仕組みだ。

また、最初のカードシリーズについて、2021年2月19日の東部標準時午後12:00に販売は終了し、その後は二度と発行されない。

カードはクレジットカードでのみ購入可能だ。価格としては、10枚のビルドカードが入ったスタンダードパックは9.99ドル(約1,050円)、60枚のビルドカードが入ったアルチメイトパックは49.99ドル(約5,300円)で販売されている。

複数のマーケットプレイスでカードをコレクター間で売買可能で、WAXのブロックチェーン・アカウントを所有している人同士はカードを即座に交換することもできるという。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

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