米ビットコイン投資信託への資金流入継続──機関投資家の買増し事例

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機関投資家は買増し

米仮想通貨投資企業ARK Investがグレースケールのビットコイン投資信託(GBTC)へ新たに投資。2,011BTCに相当分、買増ししたことがわかった。

証券取引委員会(SEC)に提出された書類によると、2020年第4四半期に214万GBTCの株を購入し、全保有数を731万GBTCまで増やした。GBTCは、一口=0.000948BTCであるため、換算すれば約7,000BTC分。投資していることになる。現在保有するGBTCを円換算で見ると、価値は380億円相当になる。

CNNののデータによると、ARK InvestはGBTCを最も保有している投資家で、全発行数の約1.1%の割合を占めている。資産管理会社Horizon KineticsやChurchill Management Corp.その他のトップ10株主はそれぞれで0.5%に及んでおらず、多くの企業がGBTCを通じて、ビットコイン市場にエクスポージャーを持っていることを示している。

なお、現時点では、1月に報じられたシンガポールの大手ヘッジファンドThree Arrows Capitalのポジション(当時36,969BTC規模)は掲載されていないが、Threeも上位に入ることが予想される企業の一社だ。

GBTCは機関投資家によるビットコイン投資需要を示す重要な参考指標だ。現在の資産運用総額は310億ドル(3.2兆円)規模まで拡大。過去7日間では4,693BTCが新たに購入した。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

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