日本発のパブリックブロックチェーン「Plasm Network」にバイナンスら5社が出資──資金調達額は約2.5億円へ

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バイナンスら5社が出資

日本発のパブリックブロックチェーン「Plasm Network」の開発を主導するステイクテクノロジーズは9日、大手暗号資産(仮想通貨)取引所を運営するバイナンスら5社から、総額で約2.5億円の資金調達を実施したことを発表した。

今回投資した企業はバイナンスのファンド部門「Binance Labs」、「HashKey」、「PAKA Ventures」、「LongHash Ventures」、「Digital Finance Group」。バイナンスがPolkadotのエコシステムのプロジェクトに投資を行なうのは、Plasm Networkが初だとしている。

ステイクテクノロジーズは2019年からPlasm Networkの開発に取り組んできた。Polkadotは異なるブロックチェーンの相互運用性を実現するプロジェクトで、先月にはPlasm Networkが、世界で初めてPolkadotの最新版のテストネット「Rococo V1」に接続している。

バイナンスは昨年12月、Polkadotのプロジェクトをサポートするため、1000万ドル(約10億円)のファンドを設立することを発表。このことはPolkadotで利用される仮想通貨DOTの価格を急騰させる大きな要因になったと見られており、注目を集めた。

ステイクテクノロジーズは今回の発表で、日本はパブリックブロックチェーンの領域で大きな遅れをとっていると指摘。「次世代の中核技術となるパブリックブロックチェーンにおいて、グローバルのトッププレイヤーを巻き込みながら、今後一層結果を出すために今回の資金調達を行なった」としている。

Binance LabsのWei Zhou投資責任者は、Plasm Networkの成長を高く評価。「Polkadotのテストネットに最初に接続したブロックチェーンであり、Plasm NetworkはPolkdotのエコシステムにおける最も有望なプロジェクトの1つ。Plasm Networkへの投資を通して、Polkadotのエコシステムの開発・成長をサポートする姿勢を示したい」と述べている。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

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