Symbolの最新ウォレット
暗号資産(仮想通貨)ネム(XEM)の新ブロックチェーンSymbolで、デスクトップウォレットとモバイルウォレットの最新版がリリースされた。
それぞれのウォレットで新機能を追加し、問題点を修正。通常利用者向けではない開発者モード限定だが、デスクトップウォレットはテスト用にハードウェアウォレットの「Ledger Nano S」と「Ledger Nano X」に対応した。
#Symbol
デスクトップウォレット(v0.14.0)
モバイルウォレット(v0.4.2)がリリースされました。注)テストネット上の秘密鍵(プライベートキー)を、個別にバックアップしてからアップグレードを行ってください。
メインネットやオプトインには影響しません。https://t.co/O6HwkYs89C#nem #wallet
— NEM 日本の窓口🇯🇵 / Symbol from NEM (@NEM_Japan) February 8, 2021
Symbolは現在、メインネットのローンチを予定している。NEMグループの最終ストレステストを実施した後に、メインネットのローンチやSymbolのXYMトークンを受け取る権利を確定する「スナップショット」の日程を決める予定だ。
NEMグループによるストレステストは2日〜3日間が必要で、メインネットのローンチやスナップショットは2月中旬以降になるとしている。
主な更新内容
今回リリースされたウォレットのバージョンは、デスクトップウォレットの「v0.14.0」とモバイルウォレットの「v0.4.2」。テストネットの最新版「0.10.0.6」でのみ機能するようになっていて、前のバージョンとの互換性はない。
デスクトップウォレットとモバイルウォレットの両方で、ユーザーインターフェース(UI)や日本語表記の改善、委任ハーベストのプロセス変更などを実施したほか、それぞれのウォレットで個別に問題の修正や機能の追加を行なった。
ハーベストとは、ビットコイン(BTC)のマイニングにあたるブロックの承認・生成の作業。ハーベストは他のノードに委任することもでき、それが「委任ハーベスト」と呼ばれる。
なお、今回のウォレットで新しいバージョンにアップグレードする場合は、事前にテストネット上の秘密鍵を個別にバックアップする必要がある。メインネットリリース時にニーモニック(ウォレット復元用に利用する24語の英単語のフレーズ)とQRコードのバックアップがない場合、Symbolウォレットの復元ができず、XYMトークンが受け取れなくなる点をNEM 日本窓口も注意喚起している。
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