仮想通貨取引所Bitrue、FlareとGala Gamesとの提携を発表

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Bitrue、FlareとGala Gamesと提携を発表

暗号資産(仮想通貨)取引所BitrueとFlare、並びにGala Gamesの3社は1月29日に提携を発表、併せてGala GamesがERC-1155規格に次ぐ新たなセカンドレイヤーソリューションとしてFlareを同プラットフォームで導入する方針を明らかにした。

Gala Games社はブロックチェーン・ゲーム企業。公開予定のMMORPG、Mirandusの実装を前に行われたNFTアイテムのセールは大きく人気を集めた。同社のEric Schiermeyer CEOは「既存のゲーミング業界ではゲーム内アイテムの二次マーケットは50億ドル(約5000億円)相当と言われている一方で、規約違反や多大なカウンターパーティーリスクが伴っている。ゲーム内アイテムの保有権をプレーヤーに戻し、ユーザーが自由にトレードできる環境を提供することでゲーミングの世界を変えていきたい」とコメントした。

Schiermeyer氏はフェイスブック初期に人気を博した「Farmville」を手がけたZynga社の共同設立者としてゲーミング業界では定評がある。

既に独自のERC-1155規格のブロックチェーン、GalaでTown Starなどのベータ版を配信している同社は主にイーサリアム・ブロックチェーン上でアセットを発行しているが、ネットワークの取引手数料の高騰などで諸々の問題が発生していた。

UXの向上を目指し、幾つかのセカンドレイヤーソリューションを検討していたが、最終的にはユーザーに見えないソリューションが理想的と同社のJason Brink氏はコメント。「複数のスケーリングソリューションからユーザーに選択の余地を与えたい。すべてはユーザーのためであり、複数のチェーンが共存する未来を予想している」と語った。

FlareのCEOであるHugo Philion氏もFlareネットワーク上でのNFTに期待感を示した。

ゲーム内アセット(NFT)の所有権をユーザーのみが持つことは、NFTの売買に限らず、ローンの担保やその他の商品にラップ(wrap)する機能を提供してくれる。我々はこのようなアセットがゲームを楽しみながらお金を得る手段、そしてDeFi領域における新しいユースケースになり得ると考えている。

Gala Gamingの独自トークンであるGala(GALA)とFlareのIOU(借用証書)取引は共に仮想通貨取引所Bitrueで上場しており、CEOのCuris Wang氏は両銘柄ともにコミュニティーから大いに歓迎されたとコメント。

今回の発表については「2つのプロジェクト間での協力は嬉しい限りだ。2つの洗練されたチームが連携することで生じる結果を待望している」と言及した。

またWang氏は双方のプロジェクトへの支援を表明すると同時に、GALAと仮想通貨XRP(リップル)の取引ペアの提供を開始する方針も明らかにした。

Gala GamesとFlareの関係者はGalaへのFlare導入に向けて連携を進めているものの、Flareネットワーク上での(NFTの)ミンティングはまだ先と見通されている。

Flareとは

Flareネットワークはチューリング完全なユーティリティー・フォークとしてXRPレジャー上にスマートコントラクト機能の導入を目指しているプロジェクト。イーサリアムVM(仮想マシン)に対応しており、セカンドレイヤーソリューションとしてGala上のNFTのミンティングや取引の際に生じるコスト削減に期待が集まっている。

米リップル社から仮想通貨XRP(リップル)の保有者を対象としたエアドロップ方式で配布する方針が明らかになり、話題を集めた。メインネットのローンチは今年のQ1からQ2を予定しており、発足後に受取トークンの15%が配布された後、以後25ヶ月から34ヶ月の期間、毎月約3%のトークンが配布される予定だ。

Bitrueとは

トレードやローン、投資など幅広い金融サービスを提供する仮想通貨取引所。2018年7月設立。

昨年12月にSpark(FLR)の取り扱いを表明したほか、1月6日からはSpark(FLR)のエアドロップに先駆け、XRP/FLRのIOU(借用証書)取引を開始していた。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

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