イーサリアムが圧倒的なパフォーマンス、上位30銘柄の年間成長率=CoinGecko

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上位30銘柄の時価総額は308%増加

暗号資産(仮想通貨)データプロバイダーCoinGeckoが2020年の仮想通貨年次報告書を発表。仮想通貨時価総額の伸びや、ステーブルコインなどの概況を分析した。本記事では、その中から幾つか紹介する。

2020年に、時価総額上位30銘柄の時価総額は5,520億ドル(約57兆円)で、前年より308%増加した。これは2019年の成長率である680億ドル(62%)を大幅に上回るものとなる。

尚、米証券取引委員会(SEC)のリップル社訴訟によるXRP価格下落の影響で、上位5つの仮想通貨(テザーを除く)だけを見た場合の成長率は242%になった。

イーサリアムが最高のパフォーマンスを記録

2020年において、主要な仮想通貨の中で最高のパフォーマンスを発揮したのはイーサリアム(ETH)で年間472%の急成長を遂げた。

時価総額5位以内銘柄の年間リターンについては、ビットコイン(BTC)が303%、ポルカドット(DOT)が219%、ライトコイン(LTC)が214%、リップル(XRP)が14%となる。2020年8月にローンチしたばかりのポルカドットは早くもトップ5位内にランクインした。

イーサリアムは仮想通貨市場のドミナンスにおける成長でもビットコインを上回った。2020年にBTCのドミナンスは0.9%増加して73.7%になり、一方ETHのドミナンスは3.6%増加して11.5%と大幅に市場規模を増加させた。

ビットコインの上昇要因3つ

ビットコインは2020年末に、2017年の史上最高値(ATH)を48%上回る29,022ドル(約300万円)で年を終えた。

CoinGeckoは、ビットコインは現在上昇軌道にあるとの見解を示し、その背景として次の3点を挙げた。

(1)アクセス性:クリプトカレンシーの売買は、決済企業PayPalやフィンテックアプリRevolutが仮想通貨サービスを提供することで、簡単に行えるようになった。

(2)景気刺激策とインフレ:COVID-19パンデミックのために、多くの中央銀行が金融緩和政策を行っており、将来のインフレーションに対する懸念が高まっている。

(3)機関投資家の採用:MicroStrategyやSquareのような大規模な上場企業が、企業の財務資産の一部としてビットコインの保有を開始している。

ゴールドとの相関を示したビットコイン

CoinGeckoはビットコインと他の資産についても比較。BTCとゴールド(金)は2020年を通じて正の相関関係を示した。またBTCと米国株は、2020年を通じてデカップリングしていることを示唆する負の相関関係を示していた。

ビットコインの新規機関投資家からの需要が高まったことが、ビットコインの価格行動の株式市場からの乖離を助長した可能性があるという。

一方2021年1月1日時点でビットコインの時価総額は、まだ金の6%近くに留まっている。その他主要株式と比べると、BTC時価総額はFacebookの約90%、マイクロソフトの約40%、アップルの32%であった。

ステーブルコインへの需要も急増

ステーブルコインに対する需要も急増し、最も広く利用されている5つの資産、つまりテザー(USDT)、USDコイン(USDC)、ダイ(DAI)、バイナンスUSD(BUSD)、パクソス(PAX)は、時価総額が270億ドル(約2.8兆円)に到達、439%増加したことになる。

CoinGeckoによると、この急増は「取引や国境決済にステーブルコインを採用することへのトレーダーからの強い需要による」という。

テザーは依然として最も支配的なステーブルコインで、市場シェアの76%を占めた。またDAIは2,700%という大幅な成長を遂げている。

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