CMEビットコイン先物のギャップ情報
- 終値:29,385ドル(3,034,265円)
- 始値:33,515ドル(3,460,725円)
- 窓(ギャップ):4,130ドル
CME(米シカゴ・マーカンタイル取引所)のビットコイン先物は、過去最大級となる4,130ドルの「窓(ギャップ)」で新年の取引を開始した。
先週末の終値29,385ドル(3,034,265円)に対し、始値は33,515ドル(3,460,725円)と高騰していた。前週も2,965ドルと2020年最大となる「窓(ギャップ)」で取引を開始しており、2週連続で週末に市場が急変動した格好だ。
米ドル建3万ドルを超えたあと、年末年始に更に騰勢を強めたビットコインは日本円建で350万円の水準まで一時高騰した。変動値幅(CME取引時間基準)では2020年最大となり、2週連続でコロナ・ショックの900ドル、ビットコイン半減期前(5月11日)の1,265ドル幅を大幅に上回っている。
株式市場でも上下に開いた「窓埋め」はアノマリーとして意識されるが、極端なトレンド相場では、窓を埋めることなく上昇・下落することもある。
3年前は、誰もが認める仮想通貨バブルであったが、相次ぐ金融機関の参入などから、今回は様相が異なるとの指摘も少なくない。「あぶく銭」という言葉にもあるように、バブルとは資産価格が、投機によって実体経済から大幅にかけ離れて高騰する状況を指す。
機関投資家の取引先としても、ビットコイン市場に関連する米CMEの先物取引量もそれを裏付ける。30日平均取引量で過去最高を更新。前週末の取引高は12,500契約で、法定通貨換算で20億ドル(2060億円)に達した。
4日に、生誕12周年を迎えたビットコイン(BTC)。誕生当初は、1万BTC=2枚のピザの価値で取引されていたが、十二年の月日を経て、企業が購入する資産へと成長を遂げ、現在は1BTC=350万円で取引されている。
CME:ビットコイン先物
CMEは、米拠点の金融機関など大口がビットコイン(BTC)価格変動へのエクスポージャーを得るために使用するが、他に取り扱いのある金融商品同様、毎週金曜16:00(CST)から日曜17:00(CST)までが休場となるため、24時間365日動くビットコイン(BTC)市場がその間に急騰・急落した場合、CMEのチャート上にギャップが生じる。
CMEのビットコイン先物:米ドル建ての差金決済取引では、1時間内の主要ビットコイン取引所Bitstamp、Coinbase、itBit、Krakenなどの取引データを集計、GMT午後4時に算出したBRR基準で運用。よって、現物市場とは異なる独自の値動きをする事はない。=閉まる時間(大引け)→CMEが開く時間(寄付き)の価格差による影響。
CMEの取引時間:米国中央時間の日曜日から金曜日午後6時から翌午後5時(日本時間午前8:00~翌午前7:00)。CT午後5:00(日本時間で午前7:00)から60分間は取引休止時間。※夏時間は1時間異なる
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