3年以上ぶりの移動
2017年に発生したParityハッキングに関連するウォレットから、流出した一部の暗号資産(仮想通貨)イーサリアムが移動していたことが確認された。送金が発生したのは、2020年12月27日だった。
ブロックチェーン技術企業Parity Technologiesは2017年7月、マルチシグウォレットの脆弱性が悪用され、計150,000 ETHが流出した。当時の相場では、約30億円に相当する。
流出後、150,000 ETHのうちの70,000 ETHは7つのアドレスに10,000 ETHずつ送金されていた。それ以降3年以上の間、流出したETHは動かされていなかったが、2020年12月27日に、300 ETHがrenBTC(イーサリアムブロックチェーン上のビットコイン)に換金されたことが確認された。
なお、「0x4de76b3dfd38292ba71cf2465ca3a1d526dcb567」のアドレスでは、9,229 ETHが残っていることがわかった。TheBlockのリサーチによると、ハッカーはその他のアドレスにあるETHを動かしていないという。
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