8億円不正流出のWarp Finance、ホワイトハッカーらの支援を受け被害額の75%奪還

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不正流出の資産奪還、部分的に成功

フラッシュローン攻撃で8億円相当の暗号資産(仮想通貨)が不正流出していたDeFi(分散型金融)プラットフォームのWarp Financeが、日本時間12月20日午前11時過ぎにホワイトハッカーなどの協力の下、約6億円の資産(LPトークン)奪還に成功したことを発表した。

これに伴い、Warp Financeは被害に遭ったユーザーへの補償を発表。日本時間22日頃に行うスナップショット時のW-USDCやW-DAI保有額をもとにETH/DAIのLPトークンやIOU(借用証書)トークンが付与される予定だ。

奪還された75%の資産以外の被害額分の25%分はIOUトークンを受け取ることとなる。

フラッシュローン攻撃の経緯

18日に判明したフラッシュローン攻撃では、8億円相当のステーブルコインのUSDCやDAIが流出。DeFi特有の担保資産を必要せず対象資産のトークンを借り入れ、債務返済を同じオンチェーントランザクション内で実施する「フラッシュローン」機能を悪用する形で、dYdXやUniswapなどを介して1億円相当の利益を不正に得ていた。

その後、Warpのファイナンスチームや複数のホワイトハッカーらの協力の下、流出資産の内、およそ75%の奪還に成功。まずはユーザーへの補償を行った後、将来的にはIOUトークンを通して、被害者の預入資金を上回る利益を提供したいとの意向を示した。

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