XRP(リップル)高騰
22日の仮想通貨市場でXRPが急騰。日本円建で48円台まで価格が急伸し、年初来高値を更新した。
(追記):日本時間9時に日本円建50円を超えた。
週間騰落率はTOP5銘柄で唯一プラス50%を超え、22日8時時点では70%台を示している。
17年の仮想通貨バブル崩壊後から出遅れ感が否めなかったXRP市場で、強い買いシグナルを示唆するパーフェクトオーダー(短期>中期>長期の順に移動平均線が並ぶ状態)が成立し、資金が流入。ビットコイン(BTC)で資金流入が高かった市場環境も背景に、個人投資家を中心とした短期資金の商いも活発化した。
米リップル社の投資部門Xpringが出資する「Flare Networks」によるXRPホルダーへの「Sparkトークン」付与もスナップショットまで1ヶ月を切るなど、目先の材料がある点も一つの要因にあがる。
24時間のマネーフロー(coinlib.io参照)では、USDTペアの取引がメインで、次点にビットコイン、米ドル、日本円、韓国ウォンと続いた。
懸念点は、相場の過熱感を示す日足RSIが80を超え、約1年間で最も高い水準にあることだ。日本円建50円水準を上抜けて高騰が続くためには、一時的な日柄調整をこなさないと健全な上昇は見込めないようにも思われる。未決済建玉(OI)推移などを含め、注意が必要な局面にある。
RSIは、相場の相対的な強弱(買われ過ぎか、売られ過ぎか)を表す指標で、0から100%の間で変動する。一般的に、相場の上昇局面では50%以上、下降局面では50%以下で推移。70%から80%以上で買われ過ぎ、30%から20%以下で売られ過ぎを示唆する。
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