「暗号都市化計画」の仮想通貨Akoin、西ケニアの先進医療地域で重要な一歩

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Akonシティ稼働開始

グラミー賞受賞歴を持つ大物シンガーAkon氏が携わる仮想通貨Akoin(エイコン)は、アフリカの西ケニアの先進地域「Mwale Medical and Technology City(MMTC)」でローンチされたことがわかった。Akoin(AKN)は、ステラチェーンを利用し、ステーブルコイン形式で発行される。

MMTCは、20億ドル規模の出資を受けたコミュニティ所有の集合体で、先進的な医療および技術を特徴とする。Akon氏が母国セネガルで推し進める暗号都市化計画「エイコンシティ」に先立ち、仮想通貨Akoinが試運転されることになる。

建設計画によると、2023年までに都市のインフラ整備を完了し、2024年から2029年にかけて、デジタル通貨のエコシステムで完結する都市計画を実行するという。

発表によると、最初のパイロット段階は今月中に実行される。MMTCの住民はAkoinを日常生活で利用し、給料を受け取ることもできる。今後は、Akoinと他の仮想通貨との交換や、決済などを代行するマーチャントサービス、Akoinデビットカードなどのサービスを新たに導入予定だという。

MMTCの人口は約35,000人。パイロットは招待制で行うが、今後毎月3万回以上の取引が予測されている。2021年中旬までに、Akoinの利用範囲をMMTCのHamptons病院で勤務する従業員やマーチャント(商品販売やサービス提供を行う個人や企業)にも展開し、月に150万回の取引に増やすとしている。

AkonとMMTC創設者のJulius Mwale氏は共同声明で、「MMTCがAkoinを導入することは、今後数百万人をフォーマルな経済圏に参加させる先行事例となる。経済成長にとって重要な一歩だ」と語っている。

Akoinは、グルーバル取引所Bittrexが6日に新規上場。AKN/BTCとAKN/USDTの取引ペアを提供した。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

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