スペイン大手10社、ブロックチェーンID管理システムを共同開発

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スペイン大手10社が共同開発

スペインの大手10社が参画するプロジェクト「Dalion」にて、スマホからアクセス可能な、ブロックチェーンを利用した個人情報管理プラットフォームの構築に乗り出していたことが分かった。

Dalionは2019年10月に発足したプロジェクトで、サンタンデール銀行やカイシャバンク、リベルバンク、都市ガス事業に取り組むレプソルグループなどの大手企業が参加している。同プロジェクトが以前から実施していた概念実証で一定の効果が示されたことから、今月に入り、本格的な開発を開始することが決定された格好だ。

同プラットフォームを導入することで、ユーザーはサービスごとに何度も顧客情報を入力する手間が省かれるだけでなく、個人情報の共有範囲をユーザー自身でコントロールすることが可能になるという。このシステムは、主に保険事業やローン申請の登録作業などでの利用を見込んでいる。

現在、Dalionが採用している基盤技術は、イーサリアムを基盤としたQuorumの一つのバージョン。QuorumはJPモルガンにより開発され、今年の8月にはイーサリアムの開発企業ConsenSysが買収を行っている。

今回のシステムはプロジェクトに参加するブロックチェーンコンソーシアムAlastriaが提供している。Alastriaは、個人情報はブロックチェーン上ではなく、中央集権的な形式で保存されることもないと説明。ユーザーのプライバシーは安全に管理されるとし、顧客のプライバシー保護の強化につながると主張している。

また、EU一般データ保護規則(GDPR)およびスペインの規制に則した設計になっているとのことだ。

プロジェクト側は、これを通して利用者登録の一連の流れの効率化を図ることで、新たなビジネスモデルの形成およびユーザー体験の向上に努めるとしている。開発は6ヵ月以内に完了予定で、ローンチは2021年5月を計画しているという。

参考:Ten Spanish companies join forces to promote digital identity using blockchain technology

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

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