RippleのQ3レポート
リップルは11月6日、2020年Q3(7〜9月)のXRPマーケット報告書を公開。
Q3におけるXRPのプログラムセール(取引所等への販売)や直接取引(機関投資家等への直接販売)、リップルによるXRPの購入など、仮想通貨XRP関連の情報を開示した。
今回は、先日発表した新たな融資サービス「Line of Credit」に関する利用データも含まれている。
XRP販売と購入について
Q3におけるXRPのプログラム販売は今年のQ2とQ1に続き、「行なっていない」と明記した。リップル社は19年のQ3から約1年に渡ってプログラム販売を停止している。
一方のXRP販売額(直接販売)については、ODLに関連する「Total ODL-related sales」として、全体で計8139万ドル(84億円)を計上。この金額には、「Line of Credit」や主なインフラパートナーを対象としたODL販売が含まれている。
XRP購入に関しては、「ODL送金の買戻し」において4555万ドル(約47億円)に相当するXRPを市場で購入。:下図の3段目にある3584万ドル(37億円)の金額は、販売の8139万ドルと購入の4555万ドルの差が表示されている。
Q2レポートでも説明したように、リップル社はセカンダリー市場(投資家間で売買される市場)からXRPを買い戻す方針を取っており、Q3もこれを継続した。
リップル社はレポートで、「短中期では、XRPの購入は融資プロダクトに関連するソリューション。長期では、リップル社からだけでなく、オープンマーケットからXRPの流動性をソーシングするために新たなODL機能を構築している」と説明している。
参考:リップル社
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