XRPLのアップグレード案
米リップル社のCTO、David Schwartz氏は、新たなXRPレジャー(XRPL)のアップグレードに含まれる可能性がある機能について、「(流れを一変させる)ゲームチェンジャーになり得る」とツイッター上で発言した。
現在、テストネットで使用できる機能「ネガティブ UNL(ユニークノードリスト)」は、XRPLコンセンサスプロトコルの機能であり、ネットワークの一部が停止しても進歩を行うことを可能にすると説明された。将来的にXRPレジャーのリリースに含まれる可能性がある。
By the way, this feature will be a huge game changer for XRPL’s UNL evolution: https://t.co/oxCmRQllGY
— David Schwartz (@JoelKatz) November 1, 2020
なお、ネガティブ UNLはトランザクションの処理の仕方や結果については影響を与えるものではない。
ネガティブ UNLとは
ユニークノードリスト(UNL)は、お互いに信頼するバリデータによって構成されるリストを指す。信頼されるバリデータの20%がオフラインになるか、ネットワークと通信できなくなった場合、ネットワークは基準に達することができず、新たなレジャーを承認することができなくなる。
XRPL財団によれば10月6日の時点でリップル社の勧めるUNLには34のバリデータがいるが、7以上のバリデータがオフラインになった場合、ネットワークは進歩させることができなくなる。ネガティブ UNLは「オフラインあるいは機能不全と考えられる信頼されたバリデータのリスト」となっており、残りのバリデータのコンセンサスによって宣言される。
ネガティブ UNLに入っているバリデータは、新たなレジャーのバージョンがコンセンサスを得るかどうかについて決定が下されるとき、無視されるという。>また、バリデータがオンラインになれば、ネガティブ UNLから外れ復帰することができる。
災害やハードウェアのメンテナンスなどの要因によって、全てのバリデータが常に動き続けることは考えづらいため、こういった仕組みの導入が検討されてきた。
参考:XRPL財団
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