ビットコイン反騰で一時14000ドル回復、大統領選の仮想通貨「予測市場」が活況に

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大統領選一色

警戒感からリスクオフとなっていた米NY株式市場は、優勢が伝えられる民主党候補のバイデン政権誕生を見越して一時680ドル高に。コロナショックを教訓に、先んじて株式や金、先物などリスク資産を減らして現金保有率を高めていたことから、買い戻しが先行した。

バイデン大統領が誕生した場合、富裕層や企業への法人税など税制面では短期的な悪影響が懸念される一方、中長期での景気刺激策として大型財政出動などの期待もある。

懸念されるのは、新型コロナの影響に伴う郵送増加により、大統領選の開票作業が数日間遅延するケースや、結果への疑義で法廷戦争に突入するなど泥沼化した場合で、市場の混乱を招くおそれがある。先行き懸念は依然として燻っており、本日10時頃にはダウ先物が高値から500ドルほど急落するなど乱高下している。

仮想通貨市場とBTC(ビットコイン)

4日の暗号資産(仮想通貨)市場。ビットコイン(BTC)価格は、前日比+1.48%の144.8万円(13,800ドル)に。一時年初来高値の14,100ドルを回復する場面もあったが、ダウ先物の下落に連れ安したか。

BTC先物市場の需給面では、バイナンスの資金調達率がマイナス圏を維持しており、L/S比率などからもショートスクイーズを起こす可能性について指摘される。

Funding Rate

ファンディングレートとは、ポジション保有コストのことを指しており、ポジションを保有し続ける限り掛かるコストのこと。ファンディングレートを確認することで、投資家の保有ポジションが、買いか売りかに大きく傾いていることが把握できる。

伝統的なアセットクラスでの先物価格は、おおまかに示すと「現物価格-保有期間の収入(配当金等)+金利等の調達コスト」という計算式となっており、仮想通貨の先物価格は「現物価格」と相場の需給を表す「ファンディングレート」の2点から成り立っている。ファンディングレートが大幅プラスの時はロングポジションにマーケットが傾いており、大幅マイナスの時はショートポジションに大きく傾いていることを示唆している。

仮想通貨基盤の予測市場が活況に

世界的な注目を集める米大統領選挙に関連し、仮想通貨イーサリアム基盤の予測市場であるポリマーケット(Polymarket)の取引高は3日時点で400万ドルを超えた。

米国東部標準時19時には、トランプの勝利が0.33ドル、バイデンの勝利は0.67ドルで販売され、予想オッズでダブルスコアが付けられたことから、選挙前時点では市場は「トランプ大統領再選」を予期していなかったことがわかる。

バイデン候補の優勢予想は概ね世論調査通りだが、その一方で特定のグループを過小評価する方法論的バイアスを生み出す可能性があることから、世論調査の精度には疑問符も付く。4年前の大統領選では、世論調査などの下馬評を覆してトランプ大統領が勝利した経緯がある。

分散型予測プラットフォームAugur上に構築された「Catnip」は、5日連続で記録的な取引高を記録。トランプ勝利予想は0.36ドルと、前日比-0.5ドル下落した。

大手仮想通貨デリバティブ取引所FTXが提供するトランプ大統領の「先物契約」も盛況だ。バイデン候補が10%程度のリードを維持しているとの劣勢報道で下落していたトランプトークンが、同大統領の巻き返しに乗じて投機筋に買われる場面もあり、一時14%上昇するなど乱高下している。

トランプトークンの価格推移

FTXは先日、株式トークンサービスのローンチでも投資家の関心を集めた。

昼頃には、開票結果でトランプ大統領の当選確率が上昇したとして、FTXの勝利予測が急騰する場面もみられた。

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