バイナンス、LaunchpoolでWingをローンチ
オントロジーの新しいDeFi(分散型金融)プラットフォームWingが、仮想通貨取引所バイナンスが運営するイールドファーミングプラットフォーム、Launchpoolでローンチされた。これによりユーザーは、LaunchpoolでWINGトークンのイールドファーミングを行うことができる。
WINGイールドファーミングの仕組み
ユーザーは、バイナンスコイン(BNB)、バイナンスステーブルコイン(BUSD)またはオントロジー(ONT)をそれぞれのプールにステークすることで、WINGトークンを獲得できる。
WINGの総供給量の6.5%(13万WING、約3.4億円)が、バイナンスのLaunchpoolに割り当てられている。イールドファーミングの期間は、9月15日から10月15日までの1ヶ月間だ。Wingプロジェクトローンチの翌日9月16日に、バイナンスはWINGへ上場した。これにより、イールドファーミングで獲得したWINGをBTC、BNB、BUSDおよびUSDTとトレードできるようになった。
イールドファーミング報酬は、各プールにステークされたトークン量に左右される。ステークしてから1ヶ月間、1時間ごとにプール毎のイールドファーミング報酬が計算され、24時間毎にユーザーへ均等に分配される。ユーザーへの報酬は、各プールにステークされたトークンの総量に対する、各自がステークしたトークン量の比率に基づいて計算される。
たとえば、あるプールに100ONTがステークされているとする。このプールに1ONTをステークしている人は、プール毎のイールドファーミング報酬の1%を受け取ることができる計算だ。
WINGとは
WINGトークンは、オントロジーブロックチェーン上に構築された信用基盤のDeFiプラットフォーム「Wing」のガバナンストークン。WingはWingDAOと呼ばれる自律分散型組織をローンチし、DeFiサービスを提供している。
WingDAOは、9月13日にFlash Poolというプラットフォームをローンチした。Flash PoolではLaunchpoolと同様に、ONTをはじめとしたトークンをステークすることで、WINGトークンを得ることができる。
バイナンスのLaunchpool
Launchpoolとは、ユーザーへDeFi(分散型金融)の機会を提供することを目的にバイナンスが設計した、イールドファーミング用のプラットフォームだ。
Launchpoolでは、ユーザーはあるトークンを預けることで、新たなトークンを得ることができる。ユーザーは30日間にわたって新たなトークンを獲得する機会を得る。バイナンスがトークンを上場した際には、Launchpoolで得たトークンをトレードすることが可能だ。
トークン配布は毎日行われる。ユーザーは期間中ならいつでも、新たなトークンをステークすることも、ステークしたトークンを引き出すことも可能だ。
ベラプロトコルとは
バイナンスはWing以前に、Launchpoolでベラプロトコル(BEL)をローンチしている。
このローンチによりユーザーは、BNB、BUSD、またはプライバシーに配慮したソリューションを提供するARPAが発行するARPAトークンをステークすることでBELトークンを獲得できる。獲得したBELをバイナンスでトレードすることも可能だ。Launchpoolでは、総供給量の5%、500万BELが報酬として配布される予定だ。
ベラプロトコルは、DeFiへの参入障壁の高さや高騰するガス代を解決するために構築され、能率化された仮想通貨取引用の一連のDeFiプロダクトを提供している。「ワンクリック」でできる取引を中核理念とし、イールドファーミングをより使いやすく、低コストにすることを目標としている。
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