Sparkトークンの付与方針
XRP(リップル)保有者への「Sparkトークン」付与について、暗号資産(仮想通貨)取引所が対応を検討する旨をアナウンスしている。
Flare Networksは、リップル社の投資部門Xpringが出資を行なっているプロジェクトで、XRPの保有者に対し、1:1の割合でSparkトークンを付与するエアドロップを8月10日に発表した。
Flare trustlessly brings together the value of non-Turing complete tokens with the transformative power of smart contracts on a network that can scale for value as well as transaction throughput. Starting with XRP. Read the overview here. https://t.co/ZKwcFDPcfp #XRP #XPRING
— Flare (@FlareNetworks) August 10, 2020
国内では8月26日、XRP取引高の多いbitbankがいち早く対応を検討する方針を発表している。
Flare Networksとは
Flare Networksは米リップル社の投資部門Xpringが出資を行い、XRPの分散型台帳「XRPL(XRPレジャー)」上で、スマートコントラクト機能を導入するプロジェクト。
XRP保有者に対して、1:1の割合でSparkトークンを付与するエアドロップを発表しており、Sparkトークンはネットワークのガバナンスなどに利用される。スマートコントラクト作動には、Sparkトークンを担保にして発行されるFXRP(XRPと同価値)の発行が必要になるという。
Sparkトークンは、XRPのマーケット流通量にあたる450億枚を付与。エスクローアカウントにロックアップする550億XRP分のトークンは、リップル社に配布されるわけではなく、Flare Networksの運営に配布される。
スナップショットの日時
Sparkトークン分配量を決定するための権利確定日となる「スナップショット」は、20年12月12日を予定する。金融庁など関係当局と対応検討中とみられる、国内取引所の続報を待ちたい。
We named our testnet after Martha Coston who invented the maritime Flare. The snapshot of the XRP ledger for the #Spark distribution will be taken on the 194th anniversary of her birthday – December 12th 2020. https://t.co/aKAvfwMiLY #XRP #Flare #UnlockingValue
— Flare (@FlareNetworks) August 31, 2020
仮想通貨取引所の対応予定
現時点で対応方針の確認がとれている取引所は、以下の通り。
取引所 | 対応状況 |
---|---|
bitbank
*8/26 |
ビットバンクは現在、Flare Networksについての対応を検討しております。 |
SBI VC Trade
*9/4 |
Flare Networks社によるXRP保有者に対するSparkトークンの付与の件につきまして、現在当社ではその取扱いについて検討しております。関係各所へ事実関係の確認・協議、対応状況の調査などを行っており、あらためてご案内いたします。 |
GMOコイン
*9/11 |
暗号資産XRPの保有者に対して、Flare Networksにより暗号資産「Sparkトークン」が付与される予定であることが発表されております。この暗号資産に関し、当社ではお客さまの利便性を最優先とした対応方針を検討しております。
詳細については、方針が決定し次第、当社サイト等にてご案内をさせていただく予定です。 (告知) |
ディーカレット
*9/15 |
Flare Networks社によるXRP保有者に対するSparkトークンの付与の件につきまして、現在当社ではその取扱いについて検討しております。詳細は方針が決定し次第、当社サイト等にてご案内をさせていただく予定です。
(告知) |
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用