DeFi取引に本腰、バイナンスが自動マーケットメーカー「BSwap」をローンチ

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Uniswapと対抗のバイナンス新製品

最大手仮想通貨取引所バイナンスが、「Binance Liquid Swap(BSwap)」というDEX(分散型取引所)の一種である自動マーケットメーカー(AMM)をローンチした。人気AMMのUniswapとの市場競争が顕在化すると見られる。

BSwapは、現在USDT、DAI、BUSDの3つのステーブルコインに対応。USDT/BUSD、BUSD/DAI、USDT/DAIの取引ペアの流動性プールプロバイダーは取引手数料を得られる設計となる。この点では、Uniswapの流動性プールにおけるインセンティブ設計に類似する。一方、BSwapは取引手数料だけでなく、資金を預ける利子も付与されるという。

インセンティブのほか、バイナンスはBSwapの特徴について、流動性プールの大きさにもよるが大口取引に係るスリッページがより最適化されていると説明。また、9月4日〜10月4日のプロモーション期間では、手数料は0.04%として提供される。それ以降は0.1%に戻るという。

なお、この取引プラットフォームはバイナンスの中央集権型取引システムと異なり、取引のプロセスはスマートコントラクトで行われる。

分散型AMMとして現在最も注目されているのはUniswapやSushiSwapなどのプラットフォームだが、バイナンスの代表者はCoinDesk の取材に対し、BSwapは中央集権型取引所に集まるユーザーを主な対象としている、とコメントした。

参考:バイナンス

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