ウィーン証券取引所に上場
オーストリアのウィーン証券取引所が、ビットコインとイーサリアムのETP(上場投資商品)を上場した。同取引所の顧客は、仮想通貨を自分で保有することなく、仮想通貨への投資を行うことが可能になる。
スイスのフィンテック企業、21 Shares AGが同商品を発行、ビットコインはABTC、イーサリアムはAETHのティッカーシンボルで提供される。
スイスのフィンテック企業が開発
21 Sharesはこれまでにも様々な仮想通貨に関連した投資商品を開発し、提供してきた。
単一の仮想通貨の商品としては、ビットコインやイーサリアムのほかに、ビットコインキャッシュ、XRP、バイナンスコイン、テゾスの計6種類の商品が存在する。
ビットコインのABTCは、今回のウィーン証券取引所のほかに、すでに、ドイツ取引所グループの電子取引プラットフォームのXetraや、ドイツ第二位の証券取引所 Boerse Stuttgartなどヨーロッパを中心とした複数の取引所で取引が行われている。
また、インデックス商品としては、主要な仮想通貨で構成するバスケット形の「HODL」などがある。
ETPのメリットとしては、新たな投資家層へのリーチのほか、間接的に仮想通貨の値動きに投資出来る手段が増える点で、自己管理による紛失リスク等を解消する点などがある。
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