Riotの追加注文
米国のナスダックに上場するRiot Blockchainが、ビットコインなどを対象とした採掘機器S19 Proマシン(Bitmain製)をさらに5100台追加購入すると発表した。19日に発表した8,000台の購入と合わせて計13,100台の購入となる。
今回の追加購入分は、2021年2月より配送が始まり、同年6月に完了する見通しだという。先日購入の契約を行なった8000台のマシンでは、来年の1月から4月にかけて、毎月2000台の導入を予定している。
前回の合計購入価格は1770万ドルで、今回は1120万ドル。13,100台の新規マシンを全て運用すれば、稼働中のマシンを含め20,000台以上のマシンを稼働させることになり、採掘速度を示す「ハッシュレート」は、2EH/sに及ぶ、とRiotは説明した。「21年6月末には、現在のハッシュレートの3倍となる試算だ」としている。
Riotが現在ニューヨーク州のマイニングファームで運用しているのは、4000台のS17 Proと、2000台のS19 Proだ。仮に全体ハッシュレートが現在の水準に留まっていれば、Riotは1.66%のシェア率に増加すると予測。一方、ビットコインネットワークは24日、難易度の調整が前回比+3.52%で難化し難易度は17.56 Tで過去最高値を更新した。そのために、2021年6月の時点で実際のハッシュレートも大きく変化している可能性がある。
英ケンブリッジ大学が提供するビットコインマイニングマップのデータによると、米国でのハッシュレートシェア率は現在6%ほどだ。
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