高騰続くETHのガス代
分散型取引所のUniswapにおいて、過去30日間でERC20仮想通貨の取引を行うために支払われたネットワーク手数料(ガス代)が合計で約17,700ETHに達していたことが分かった。
現在の市場価格で換算すると、約7.2億円にも及ぶ規模だ。
また、DeFiセクターでの取引などの活発化に伴い、ETHの日間平均トランザクション数が20年第2四半期(4〜6月)で86.6万件とビットコインの3倍の水準に達するなど、驚異的な勢いを見せている。
一方、イーサリアムネットワークのガス代は歴史的な高騰が続いている。原因として、DeFi市場の大幅成長、それに伴うDeFi領域でのスパム取引や詐欺まがいのプロジェクトによるネットワークの圧迫などが挙げられている。そのため、イーサリアム開発者らは、新たな手数料体系を検討する動きも見られている。
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