おはようございます、眞殿です。
ここをご覧の皆さんは日々の中で、食べることに苦労するほど貧しい生活をしている人は恐らくいないでしょう。
毎日食べることに困らず、好きな物を好きなだけ食べることができるはずです。
では、その「当たり前」が今日を最後に崩れ去るとしたらどうしますか?
今の日本でそんなこと起こるわけない、、多くの人がそう思うでしょう。
しかし、実はその心配をしなければならない可能性が大いにある国、それが日本なのです。
なぜだか分かりますか?
それは、、、日本の食糧自給率があまりに低いからです。
先日、農林水産省が発表した2020年度カロリーベースの食料自給率は、前年度から0.38ポイント減少して37.17%でした。
これは、統計データが存在している1965年度以降、過去最低の低さです。
食料自給率の考え方には熱量で換算する「カロリーベース」と、金額で換算する「生産額ベース」の2種類があり、カロリーベースでみると1965年には73%もあったものの、今や37%まで下がってしまいました。
また、生産額ベースの自給率も1965年には86%ありましたが、2020年には67%にまで減少しています。
2015年3月に政府は「食料・農業・農村基本計画」を閣議決定し、2023年までにカロリーベースの食料自給率を39%(2013年当時)から45%に引き上げるという目標を掲げていました。
その目標も虚しく、自給率はずるずると下がり続け、日本人の食料の6割以上を海外からの輸入に頼っているというのが現状です。
つまり、日本は「食料安全保障」の危機に晒され続けているのです。
毎日食べることに困らず、好きな物を好きなだけ食べることのできる、その「当たり前」が当たり前ではなくなる日がいつやって来てもおかしくないのです。
では、なぜ日本の自給率はこれほど低いのか?
また、海外と比較するとどれほどの差があるのか?
次回、詳しくお話していきますのでご覧ください。
眞殿勝年
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