ビットコインハッシュレート、過去最高値に
ビットコイン(BTC)ハッシュレートが127.89EH/sの過去最高値を更新した。
堅調な仮想通貨・BTC市場の強気傾向にマイニング指標を反映。大手採掘機器メーカーBitmainの内部闘争に伴う採掘機器納品遅延や半減期などの影響が懸念される中で、高値を更新した。
ハッシュレートは前年同月比で76%ほどの成長を記録しており、乱高下しつつも、右肩上がりに高値を更新している。
2回連続で微調整(3%以内)となっていたビットコイン難易度も、今回のハッシュレート高を受け、6日後に+6%を予定。7月13日以来1ヶ月ぶりに高い調整幅となる可能性がある。
Bitmainの遅延について
Bitmainは8月6日、ASIC機器Antminerを担当するセールスチームがマイニング機器の納期遅延を発表。6月〜7月に納品予定であったマシンが延期している状況にあり、約3ヶ月遅延する状況にあると説明した。
更に遅延が伸びる可能性もあるとして、遅延後の補償内容も合わせて発表したが、大手メーカーの発表にハッシュレートに影響する可能性が指摘されていた。
遅延の理由は、Bitmainの経営者トップの仲違いによる内部紛争である可能性が高まっており、社内統制の乱れが業界に多大な影響を及ぼすと懸念されている。
その性質からビットコインとハッシュレートは高い相関性を示す重要な関係性にあるが、ビットコインが1万ドルを大きく突破する中で、ハッシュレートが一時停滞。Bitmainの問題が一因とされていた。
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