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カルダノのダイダロスを巡る議論
カルダノ(ADA)の創設者で開発企業IOHKのチャールズ・ホスキンソン氏は自身のツイッターで、カルダノのスマートコントラクトとネイティブアセットが年内にも登場する予定であることを明かした。
カルダノのコンセンサスアルゴリズムを巡る議論で、仮想通貨EOSのDaniel Larimer CTOの発言に応酬する形で明かした。
ツイッター上で、Larimer氏を批判したホスキンソン氏に対し、Larimer氏がリプライした内容がこちらだ。(一部を抜粋)
あなたのプロトコルは通貨以外のアプリケーションでは機能しない。承認のレイテンシはほとんどのDeFi(分散型金融)にとって長すぎるし、ほとんどのユースケースに適していない。
このツイートを引用する形で、ホスキンソン氏が明かしたのがスマートコントラクトについての情報だった。
スマートコントラクトとネイティブアセットは今年中に登場する。レイテンシはDeFiプラットフォームとして最も有力なイーサリアムよりも低い(hydraがそれを1秒未満に持っていく)。
ホスキンソン氏がLerimer氏を批判したことで悪化したこのツイッター上での争いは、一部でEOSとカルダノそれぞれを支持する人がお互いに批判しあう事態に発展している。
Hydra(ヒドラ)とは
Hydraはカルダノのセカンドレイヤーのスケーリングソリューションとなる。DeFiやIoTにブロックチェーンが使用される際に課題となる、トランザクション量の増加に対応するためのものだ。
ビットコインでは、すでにセカンドレイヤーのライトニングネットワークなどが存在している。こちらもスケーリングの問題を解決するソリューションだ。
ヒドラに関してはその研究にエディンバラ大学などと協力して、5年の期間がかかっていることが明かされている。
一連のツイッター上での議論では、鶏を飼い毎日新鮮な卵を手に入れていることを報告したホスキンソン氏に対し、Larimer氏が私なら飼育をやめてEOSの開発に取り組むべきだといわれるだろうと、カルダノの開発の遅さを皮肉る場面もあった。
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
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