ビットコイン、一年ぶりの高値
ビットコイン(BTC)は7月31日の深夜にかけて再び上昇し、一時日本円価格で120万円を突破した(bitFlyer)。BTCが120万円を超えて取引されたのは昨年の8月以来、約1年ぶりだ。
堅調な値動きが続いた7月のローソク足も、実体の長い陽線で引けた。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済後退の影響により、4~6月期の米実質国内総生産(GDP)速報値が前期比年率32.9%減と過去最大の減少幅を記録したことで先行き不透明感が強まったことを受け、伝統金融市場の地合いも悪化したが、ビットコインは金と共に年初から高値を更新(NY金先物は一時2000ドル到達)。供給量(採掘量)に上限が存在している点、特定の発行国を持たない無国籍の特性に注目が集まった。
また、イーサリアムも市場の関心度を示すGoogleトレンド(対象:世界各国)で、検索数が急増するなど、大型アップデート2.0を今年中に控えるイーサリアム(ETH)の躍進が目立つ。
DeFiブームを背景に、イーサリアム上で新しくデプロイされた資産の数が指数関数的に伸び、関連指数も好調な状況にある。
「17年仮想通貨バブルを上回る」イーサリアム報酬が史上最高を記録、ビットコイン指標も良好状態
31日の仮想通貨市場は大型アップデートを控えるイーサリアム(ETH)が一時340ドルに達するなど躍進。米ダウ市場の急落に伴いビットコイン(BTC)が下落するも、良好な指標も確認された。
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用