クレカ最大手VISA「仮想通貨がデジタル決済に革新もたらす可能性」

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Visaが仮想通貨事業の詳細を公表

大手クレジットカードブランドのVISAは22日、同社の仮想通貨に対するこれまでのアプローチを記したブログを投稿。仮想通貨が将来、デジタル決済に大きな革新を起こす可能性があると語った。

仮想通貨市場では約10年の間にビットコインをはじめ、法定通貨の安定性と仮想通貨を組み合わせたステーブルコインなどが誕生し、新たな決済手段や送金手段として世界に存在感を示してきた。

同ブログによれば、こうした変化はVisaにとっても非常に影響が大きく、仮想通貨が台頭し始めた黎明期から同社の研究チームは、ブロックチェーンを含む新興技術の研究に多くの時間を費やしてきたことを明かしている。

そうした長年の研究の結果、仮想通貨市場の安全性や安定性、スケーラビリティの向上を目的に、ZetherやFlyClient、Anchorageといったプロジェクトへの投資にも繋がったとはなす。

その他にも、仮想通貨取引所Coinbaseやビットコイン決済還元アプリを提供するFoldとパートナーシップを結ぶなど、積極的に仮想通貨とVisaの所有するネットワークへとの連携を進めている。そのブログによれば、Visaは現在、25以上の仮想通貨ウォレットとの連携が行われているとのことだ。

このように、仮想通貨事業への注力を続けるVisaは、今後の同事業の方針に以下の三つを挙げている。

  • セキュリティ・個人情報保護・信頼の向上
  • 顧客の需要に応じた、仮想通貨ネットワークのサポート
  • Visaの中核技術との整合性

Visaは決済事業者として約60年間、データ保護や個人情報の保護、安全かつ安定的なトランザクション処理を行ってきたと話し、これらノウハウを仮想通貨事業にも生かし、これまでのサービスと同様のクオリティで新たなネットワークを構築していくことを方針に掲げている。

さらに同社は、より広範な地域、人々へのサービス提供を行うため、多くの企業や規制当局と協力し、今後も積極的に仮想通貨事業を進めていく姿勢を明らかにした。

参考:Advancing our approach to digital currency

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

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