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多くの個人ウォレットが32ETH超
32ETH以上を保有する仮想通貨ウォレット(取引所を除く)が、市場全体のETH供給量の80%近くを占めていることがイーサリアム関連企業ConsenSysの調査により明らかとなった。
I just published Ethereum 2.0 Economic Review!@tehoban1 – https://t.co/xMx23NMcqP
— Tom Borgers 👹 (@thomasborgers) July 16, 2020
今月16日に投稿されたレポートによれば、現在のETH供給量の77.7%にあたる約8,660万ETHが、32ETH以上を所有するウォレットの中に収められているとのことだ。
この32ETHは、ETH2.0へと移行しステーキングが可能となった場合に、ステーキングを行うために必要となる最小単位だ。また、仮想通貨取引所が保有するETHは1870万分となっているという。
これらの水準は将来ステーキングに利用される潜在的なETH量を示しており、多くの割合のETHがステーキングに利用された場合は、市場のETH流通量が低下するため、売り圧力の低下などにつながる可能性なども考えられる。
また同レポートでは、仮にこれらETHの内、13.8%がステーキングに利用された場合、ETH1.0が史上最高値を記録した時点とほぼ同等のセキュリティレベル(安全性)が得られるだろうと予測している。
このように、ステーキングとして利用されるETHの量は、ETHの価格だけでなくセキュリティにも関係するなど、その影響力はイーサリアムのエコシステム全体に及ぶことになる。
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
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イーサリアム2.0のクライアントPrysm、監査を合格
07/16 08:18
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ヴィタリック、イーサリアム2.0の開発遅延で後悔を語る
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