メインネットでノード稼働へ
仮想通貨カルダノ(ADA)の次期大型アップグレード「Shelley(シェリー)」について、開発における最新の進捗状況が発表された。
Shelleyのパブリックテストネットで1週間以上問題なくノードが稼働したため、すでにメインネットにノードを立てる作業を行っている。当初の予定通り6月30日で稼働させる予定であったが、発表時点ではまだ作業途中のため、稼働開始の正確な日付を知らせることができないないと説明。しかし現時点ではほぼ予定通りに計画が進行しており、7月29日のShelley実装という予定には、依然として高い自信を持っていると述べている。
ADAの開発は、Byron(バイロン)、Shelley、Goguen(ゴーグエン)、Basho(バショウ)、Voltaire(ボルテール)の5段階に分かれている。現在はまだ第2段階のShelleyへの移行途中だが、Goguen以降はShelleyと共に開発が進んでいるため、実装が容易になるという。
Shelleyの完全なメインネットのリリースは今回が初となり、今後数週間コードの最適化や改良を繰り返す。最終的には今月29日にハードフォークを行って、Shelleyが実装される。
ウォレットの新バージョンもリリース
開発の進捗と合わせ、Shelleyで利用するウォレット「Daedalus」の新バージョンが利用可能になっていることも発表された。
テストネットでもインセンティブ設計がされているShelleyで、ブロック生成者である「ステークプール」の運営者やプロック生成を委任したADA所有者が、報酬を確認できるように残高確認機能が搭載されている。
今後もShelleyの実装に向けて、Byronの資産を移動できるようにするなどの新機能をウォレットに徐々に追加していくという。
参考資料 : カルダノ
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