右肩上がりのビットコイン「1年HODL」量が過去最高を更新、仮想通貨の行く末に強気

Blockchain

金融市場動向

30日のダウ平均株価は、前日比580ドル高と大幅反発。東京株式市場も前日比400円高と反発した。

新型コロナ第二波懸念が広がる中、航空関連株など幅広い銘柄に押し目買いが入ったほか、米政府による追加の景気刺激策が後押ししたとみられる。

中国の全国人民代表大会は、「香港国家安全維持法案」を可決した。 香港に中国の治安機関を設けることを定めるとともに、直接的に刑事責任を問うことができるようになる。

1997年の中国返還以来、世界の金融センターとして繁栄を支えてきた、高度な自治を認める「一国二制度」が揺らいでいる。司法の独立や言論の自由が保証されなくなるとして、大規模な香港民主化デモが発生しており、地政学リスクが懸念される。

ビットコイン市況

30日のビットコイン(BTC)は、前日比0.9%高の98.9万円(9170ドル)で推移。

ダウの反発により、市場心理が緩和された。

海外トレーダーCheds(@BigCheds)は29日23時頃、4時間足の下降トレンドラインをブレイクできるかが「買い」のポイントになるとして挙げた。

HODL量が右肩上がりに増加

金融市場が乱高下するなか、仮想通貨取引所KrakenのDan Held(@danheld)は、「1年以上動かされていないビットコインが、循環供給量の内61%に達し、過去最高を記録した」と指摘した。

glassnode

GlassnodeのRafael Schultze-Kraft CTOは、投資家のビットコインに対する信頼増加がHODL(長期保有)行動に繋がっていると分析。「ビットコインの循環供給量の内44%が2年以上動いておらず、30%近くが3年以上動いていない」とした。

仮想通貨取引所へのビットコインの資金流入量・資金流出量の預け入れ総和は、売り圧と買い圧、および取引への関心を示す指標のひとつだ。 取引所の残高は、ビットコイン(BTC)は、13か月ぶりの低水準まで下がっており、こちらのデータでも投資家が中・長期保有傾向にあることを示している。

Glassnodeは先日、日平均のBTC入金も過去3年間で最も低い水準にあることを踏まえ、「仮想通貨取引所における流動性低下は、投資家の長期保有スタンスを示唆している。この傾向が続くかどうかは、BTC取引所の残高を注視する必要がある」とコメントしている。

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