米Securitize、オンライン宝くじのロイアリティ支払いをブロックチェーン上で実施

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第一回目の配当の支払いを実施

デジタル証券(STO)の発行プラットフォームを提供する米Securitizeは、オンライン宝くじLottery.comのロイアリティ支払いをブロックチェーン上で行うことに成功したと報告。

オンライン宝くじのLottery.comが、Securitize社が新たに提供する支払い機能を利用し、第一回目となる配当の支払いを行った。Lottery.comのデジタル証券の保有者は、配当の支払いを米ドルやステーブルコイン、イーサリアムなど、様々な通貨から選択できるが、今回、証券保有者の半数以上はステーブルコインの一つであるUSDCでの支払いを選んだという。

Securitizeのカルロス・ドミンゴCEOはプレスリリースで以下のように述べた。

Lottery.com社は当初からデジタル証券の利用を推進しており、同社の第1回ロイアリティ支払いを実行できたことを本当に嬉しく思います。

今回の支払いは、デジタル証券業界の全員にとって大きな意味を持っています。デジタル証券を通じて資本市場を近代化する大きな一歩です。

Securitizeの支払い機能では、配当金のほか、ある一定額の定期的な支払いを自動的に実行することもできる。また、支払いプロセスは全てオンラインなため、従来の紙でのやり取りに比べ、大幅に効率性が向上しているという。

Securitizeは2019年12月に、日本のブロックチェーン企業BUIDLを買収、子会社Securitize Japanへと社名変更を行った。今年3月には、BUIDL社当時から進められていた不動産のクラウドファンディング実証実験の実施を発表するなど、日本での事業展開を進めている。

また、日本のSBIグループ子会社SBIインベストメントや野村ホールディングス、三菱UFJイノベーション・パートナーズなどがSecuritizeに出資を行っており、証券のデジタルトークン化という分野における有力なプレイヤーとして注目が集まっている。

参考:Securitize

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