米ユニバーサルミュージック、購入したBAYCのNFTをバーチャルバンドのマネージャーに

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2月に4,300万円で購入

米大手音楽会社ユニバーサルミュージックグループ(UMG)は、人気NFT(非代替性トークン)コレクションBAYCのうち1つを購入したことを発表。購入したNFTのキャラクターをバーチャルバンドのマネージャーにする計画を明らかにした。

発表を行なったのは、UMGの「10:22PM」というレーベルだ。21年2月に「Bored Ape NFT#5537」を125ETH(当時4,300万円)で購入したという。

10:22PMは、購入したBored Apeのキャラクターを、バーチャルバンド「KINGSHIP」のマネージャー「Noët All」として商業的に利用する計画。「KINGSHIP」は、10:22PMが昨年11月に創設を発表した、複数のBored Apeキャラクターで構成されるバンドだ。

「Noët All」は、通常のBAYC画像にアニメーションが追加されているのが特徴だ。10:22PMは今後、音声やストーリーなど「Noët All」の背景を構築をしていくと説明している。

NFTとは

NFTとは、「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ゲームや音楽、アート作品、各種証明書など幅広く技術が活用されている。

 

BAYCはNFT保有者に商業的権利を付与しており、キャラクターを利用したプロダクトやサービスが増えつつある。

著名音楽プロデューサーのTimbalandは昨年11月、「Ape-In Productions」というBAYCのキャラクターをテーマとする、エンターテイメントプラットフォームのローンチを発表した。また、米ロサンゼルスではBAYCのIP(知的財産)を使ったファストフード店「Bored & Hungry」が4月9日にオープン予定だ。

BAYCの制作会社Yuga Labsは、18日に独自のDAOトークン「エイプコイン(APE)」をリリースした。バイナンスやコインベースといった、大手の暗号資産(仮想通貨)取引所が相次いで上場を実施し、投資家から高い関心を集めた。トークンリリースに際し、Bored ApeシリーズのNFTは再び注目され、フロアプライス(最低価格)が大幅に上昇していた。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

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