4つ目のビットコインETF延期判断に
米SEC(証券取引委員会)は、Valkyrie社が申請した暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の上場投資信託(ETF)に対して、可否判断を8月10日に延期するとした。当初設けられた判断の期限が6月26日前後で、SECは22日に延期の判断に関する書類を掲載した。
SECは通常、判断の期間を最大で受理日から240日間延ばすことができるため、Valkyrieに関しては、2022年1月7日前後までに最終判断を下すことが可能だ。
SECがこれまでVanEck、WisdomTree、Kryptoinの3つのビットコインETFの申請に対して延期プロセスを実施した経緯がある。先週、VanEckのビットコインETFに対して再び判断の延期(2度目)を発表したばかりだ。一方、延期は申請に対する非承認を意味するわけではなく、あくまでSECが利用する審査プロセスの一環となっている。
現在SECはSkyBridgeやフィデリティ、Galaxy Digitalを含む合計8つのビットコインETFの申請を審査中。また、イーサリアム(ETH)ETFの申請事例も見られている。
ビットコインETFで最も最終可否判断が近いのはVaneck社で11月10日前後となる。
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