チリーズ運営のブロックチェーン企業Socios.com、米NBA「フィラデルフィア・シクサーズ」と提携

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Socios.com、NBAチームと提携

スポーツやエンターテイメントの領域でブロックチェーンソリューションを提供するSocios.comは17日、米NBAのフィラデルフィア・セブンティシクサーズと公式パートナーシップ提携を締結したことを発表した。NBA(ナショナル・バスケットボール・アソシエーション)所属のスポーツ団体との提携は今回が初となる。

シクサーズとの提携により、Socios.comは2021-2022年シーズンの公式パートナーになる。

Socios.comはスポーツやエンターテイメント業界にブロックチェーンなどのデジタル技術を提供する企業だ。ブロックチェーンを活用して世界のスポーツ団体に直接ファンと繋がり、マネタイズの機会を創出するD2Cプラットフォームとなっている。

シクサーズ本拠地のウェルズ・ファーゴ・センター内でもSocios.comの広告が導入されるほか、Socios.com内でもシクサーズのロゴが活用可能になった。また、試合前や試合後のコンテンツに導入されるほか、フェイスブックやツイッター、インスタグラムなどシクサーズの公式SNSでもSociosのブランドがハイライト動画に含まれる。

今回の提携についてシクサーズのKatie O’Reilly CROは以下のように述べた。

我々は、NBAで初めてSocios.comと提携し、ブロックチェーンのカテゴリーに参入したチームになれたことを嬉しく思う。Socios.comは、世界中のさまざまなスポーツやファンのパートナーと強力なポートフォリオを構築している。

76ersでは、イノベーションを推進し、ゲームを変えることに誇りを持っており、そのために志を同じくするブランドパートナーと協力している。

Socios.comはそのDNAを共有しており、我々の尊敬するバナーパートナーの一社として加えることができ、とても嬉しく思っている。今後、ファンの皆様にSocios.comの素晴らしいプラットフォームをご紹介できることを楽しみにしている。

また、Socios.comとChilizのAlexandre Dreyfus CEOも以下のようにコメントした。

これは、NBAフランチャイズとの初のパートナーシップの始まりであり、世界中のシクサーズファンのエンゲージメントを大幅に向上させることができると確信している。

我々のビジョンは、世界の主要なスポーツ団体の広範なネットワークが、ファン・トークンとSocios.comでのファン・エンゲージメントを通じてこれを受動的なファンを能動的なファンに変えていくことだ。

我々は、76ersを私たちのネットワークに迎え入れることができ、感激している。世界最大のスポーツ団体が一斉に我々に参加するようになっている。Socios.comはここに留まり、世界のスポーツ業界のデジタル変革に不可欠なツールとなるだろう。

北米の動向

これまではFCバルセロナなど、欧州のプロサッカーチームとの提携が目立っていたSocios.comだが、4月末にも北米アイス・ホッケーのプロリーグNHLのニュージャージー・デビルスとマーケティング・パートナーシップ契約を締結。すでに欧州を中心に35以上のスポーツチームと提携しているが、今回のシクサーズとの提携も北米NBAのチームとは初の事例だった。

Socios.comのDreyfus CEOは3月上旬、ロイターに対して米ニューヨークに新たなオフィス設立すると発言し、大きく注目を集めていたが、今回の発表では、「近い将来、北米地域のオフィス設立も予定している」とのみ記された。

また、Socios.comで利用されるユーティリティトークンのチリーズ(CHZ)は今週16日、米国の仮想通貨取引所コインベースProで新規上場を果たしたばかりだ。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

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