BTC売却せず
米ナスダック上場企業マイクロストラテジー社のセイラーCEOは、19日の相場暴落を受け、大量保有する111,000BTCを売却していないこと明言した。
Entities I control have now acquired 111,000 #BTC and have not sold a single satoshi. #Bitcoin Forever.
— Michael Saylor (@michael_saylor) May 19, 2021
「私の管理下にあるエンティティは111,000BTCに及ぶ」とした上で、「1サトシも売っていない」としている。セイラー氏が言うエンティティとは、ビットコインを保有するマイクロストラテジー社や自己資産のことを指すと見られる。
マイクロストラテジー社は18日、約11億円の現金で229BTCを買増しした経緯がある。保有するビットコインの数は92,079BTCに上り、平均取得価格は24,450ドルになるとされる。
MicroStrategy has purchased an additional 229 bitcoins for $10.0 million in cash at an average price of ~$43,663 per #bitcoin. As of 5/18/2021, we #hodl ~92,079 bitcoins acquired for ~$2.251 billion at an average price of ~24,450 per bitcoin. $MSTRhttps://t.co/fU6LN4WbKI
— Michael Saylor (@michael_saylor) May 18, 2021
セイラー氏の自己保有資産は開示されていないが、昨年10月時点で17,732BTCの保有を明かしており、差し引き+1189BTCをそのあと買い増した可能性がある。
エネルギー問題議論が再燃
ビットコイン決済中止に関連するテスラの声明を発端に、スクエア社やマイクロストラテジー社など多額のビットコインを保有する上場企業の姿勢を含め、売却せざるを得ない状況に陥る可能性など、間接的な波及は投資家の懸念材料となっている。
スクエア社のジャック・ドーシーCEOはこれを受け、「ビットコインへの投資方針に変わりはない」と明言したほか、テスラのイーロン・マスクCEOも「会社保有のビットコインは売却していない」とするニュアンスを投稿するなど、疑念の払拭を余儀なくされている。
Tesla has 💎 🙌
— Elon Musk (@elonmusk) May 19, 2021