ビットコインの大型アップグレード「Taproot」 マイナー基準の支持率が9割超え

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Taproot支持率が必要水準の9割超

今月1日にリリースされた暗号資産(仮想通貨)ビットコインの大型アップデート「Taproot」の指示を表明したマイニングプールが90%を超えたことが確認された。ハッシュレートシェアの大きい大手マイナーが続々と賛成を表明、本格実装に必要となる水準の達成も視野に入った。

TaprootはSegWit(Segregated Witness)以来となるビットコインの大型アップグレード。プライバシーの向上や、スケーラビリティの解消などが利点として期待されてきた。

Taprootは5月1日にリリースされたビットコインコアの最新バージョンに含まれており、約3ヶ月間の「Speedy Trial」(実装テスト)期間が設けられている。採掘したブロックにシグナルビットを含むことで、Taprootの支持を表明することができ、8月頃までに(2016ブロックの内)90%以上がTaproot支持を表明すれば、11月頃(ブロック高709,632時点)にTaprootが本格的に実装される仕組みとなっている。

 

Taprootの導入具合を統計する「Taproot activation」のデータでは、大手マイニング業者の94%以上がTaproot支持を表明したことが伺える。シグナルビットの集計期間は、各難易度調整期間で現在のハッシュレートシェアと賛同率から、実装も現実的なものとなった状況だ。

出典:Taproot Activation

最新の動向では、大手仮想通貨取引所バイナンス系列のバイナンスプールが今週17日に支持を表明。Twitter上で行ったコミュニティからの投票では75%以上が「はい(Yes)」と回答していた。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

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