Chainlink+Klaytn
韓国大手モバイル企業Kakaoのパブリックブロックチェーン「クレイトン」は、仮想通貨Chainlinkの高度な価格オラクル機能を統合することがわかった。
クレイトンブロックチェーンは、カカオのブロックチェーン部門であるGroundXによって開発されたもので、一般ユーザー向けにブロックチェーンサービスの普及を目的としている。
公式発表によると、クレイトンはスマートコントラクトにChainlinkの看板技術であるオラクルを導入し、dAppsが頼りにするデータの安全性および信頼性を強化する。
オラクルは、ブロックチェーンネットワークの外にあるデータを、ブロックチェーン内に伝える役割を果たす。Chainlinkは、分散型オラクル専門のネットワークプロジェクトだ。最近では、異なるブロックチェーン(仮想通貨)間の相互運用性を図るプロジェクト「Polkadot」やイーサリアムクラシック、テゾスもChainlinkのオラクル機能を統合すると発表した。
クレイトンの責任者Sangmin SeoはChainlinkを統合することについて、「Chainlinkがクレイトンに安全なオラクルを提供することで、既存のインフラとの互換性やより高度なプロダクトを構築することも可能になる」とコメントした。
Chainlinkは、直近で協業ペースを加速しており、イーサリアムクラシックやテゾス、Bancorなどのプロジェクトとの提携を相次いで発表している。
先週には、Verifiable Random Function(VRF)と呼ばれるイーサリアムブロックチェーン向けの新機能を発表。VRFはDeFi、ゲームなどのプラットフォームにおけるスマートコントラクトの開発を促進し、秘密鍵のランダム性を高めることで、より改ざんされにくいものにするという。
参考:Chainlink
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