NFTプラットフォームをサポート
大手暗号資産(仮想通貨)取引所を運営するバイナンスが、著名ファッション誌「VOGUE」等を顧客に持つ出版会社「Media Publishares」と、パートナーシップを締結した。
Media PublisharesがNFT(非代替性トークン)向けのプラットフォームを構築するのをサポートする。同プラットフォームはファッションとアート、音楽に特化しており、NFTの発行や、オークション販売などのサービスを提供。ローンチは2021年の第3四半期(7〜9月)を予定する。
Media Publisharesは今月、NFTプラットフォームを構築するために、ブロックチェーン技術を活用するIT企業Vidyとの提携を発表しており、バイナンスはそこに加わることになる。
バイナンスでNFT部門のトップを務めるHelen Hai氏は、「当社は他の業界のリーダーと組み、ブロックチェーン技術の革新的な利用法を常に探っている」と説明。今回のパートナーシップについては、「アートやテクノロジーにおける想像力を解放し、創造力の価値を最大化させ、ファッション業界の成長を加速するようなプラットフォームを構築できるだろう」と自信を見せた。
Vidyについて
公式ホームページによると、VidyのWebやブロックチェーンに関する技術は70以上のメディア企業に利用されているという。
メディア関連のパートナー企業はVogueのほか、ファッションメディア「ELLE China」、ニュースメディアの「CNN Indonesia」や「CNBC Indonesia」等で、ブロックチェーン関連のパートナーとしては、LongHashや「Fenbushi Capital」、仮想通貨クアンタム(QTUM)のチームらの名前が上がっている。
Vidyは動画の広告を見たユーザーに対する報酬プログラムなどで、トロン(TRX)ベースの「VIDYX」やイーサリアム(ETH)ベースの「VIDY」といったトークンを活用していることでも知られる。
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