LINE、独自のNFTプラットフォーム構築を明かす

Blockchain
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LINE、NFT参入へ

LINE Blockchain公式は6日、NFT(非代替性資産)プラットフォームを構築していることを明かした。開催中の「ブロックチェーンEXPO(春)」で発表した。

「誰でもNFTの出品・購入・交換可能で、使いやすく、世の中に広がりやすいサービスを目指す」としている。

NFTの市場規模が急速に拡大する中、国内でもNFT関連事業に関する動きが活性化している。3月24日にコインチェックNFT(β版)が開始されたほか、4月2日には最大手フリマアプリ「メルカリ」によるNFT関連サービス導入計画が伝わった。

メルカリは、プレスリリースで次のように述べている。

価値交換を実現するブロックチェーンの技術に取り組むことで、NFT(Non-fungible token)等、これまでのモノ・お金に限らず、サービスやデジタルコンテンツなどのあらゆる価値を誰もが簡単に交換できる新しい取引の形を創出し、さらなる顧客体験の向上や顧客基盤の拡大に繋げていく考えです。

メルカリは、メルコインにおける新たな挑戦を通じて、メルカリグループの新たな柱となりうる事業の企画・開発を目指してまいります。

Blockchain Designed for Everyone

LINE Blockchain公式は同時に、LINE BlockchainベースのdApps(分散型アプリケーション)のリファレンスとして、dAppsの総合サポート予定を明かした。「Blockchain Designed for Everyone」は、グローバル規模のLINEユーザーベースと連動し、開発者もユーザーも簡単に使えるブロックチェーンプロダクトを目指すLINE Blockchainが掲げる理念である。

その一環として、20年8月に開発者向けにリリースした「LINE Blockchain Developers」では、高い専門知識や技術力が必要とされる今までのブロックチェーン開発における導入・開発に対する高いハードルを解消するため、Developerファーストな開発環境と、独自のトークンエコノミーを簡単に設計可能なものとなる。

LINEグループの中で、仮想通貨・ロックチェーン関連事業を展開するLVCの担当者は、20年11月のインタビューで次のように述べている。

LINE Blockchain Developers」のメリットとしては、以前までブロックチェーンエンジニアがいないとブロックチェーンゲームなどが作れなかった状況を打破すべく、APIさえ叩いて頂ければLINEの独自ブロックチェーン「LINE Blockchain」上のトークン発行が簡単できるようになった点です。

初期からdApps開発に参入してる方は、イーサリアム基盤の開発経験をお持ちの方が多いです。しかし、イーサリアムベースのものですと、書き込みの反応が10〜20分掛かってしまうなどのボトルネックが存在します。これをLINE Blockchain基盤に書き換えただけで解決できたという話もいただきます。

LINE Blockchainは、反応速度がとても速いというメリットがあります。それだけなら他のチェーンでも代替出来るのですが、APIのコールが簡単だったり、開発用ドキュメントのリファレンスがとても分かりやすいというお声もいただき、すぐ馴染めるという特長があります。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

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