ワイオミング州の仮想通貨銀行Avanti、コインベースや米国バイナンスから40億円の資金調達

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仮想通貨銀行Avantiがローンチへ

ワイオミング州の暗号資産銀行(デジタルアセット・バンク)AvantiがコインベースベンチャーズやバイナンスU.S.などから約40億円の資金調達を行ったことがわかった。

出資したのは、コインベースベンチャーズやバイナンスU.S.、Morgan Creek Digital、Susquehanna Private Equity Investmentsなどの著名ブロックチェーン企業。今回の資金を含めると、Avantiはこれまで総額48億円の調達を行っている。

銀行を設立するには一定の資金額を持つ必要があると規定されているため、資金調達はAvantiの正式ローンチに向けたものとなる格好だ。

Avantiの創設者であるCaitlin Long氏はウォール街金融のベテランで、モルガン・スタンレーやクレディ・スイス・グループなどでのキャリアーを経て、ブロックチェーン業界に転身。2018年から2019年までの間は、ワイオミング政府の「ブロックチェーン作業部会」に加入し、複数の仮想通貨・ブロックチェーン法案の起草にも携わり、いくつかは実際に法律として導入された経緯がある。

それらの法律を下に立ち上げられたのが、Avantiであり、同州および米国における2番目の仮想通貨銀行になった。初めてワイオミング州の銀行ライセンスを取得した仮想通貨関連企業は大手取引所Krakenで、Avantiのように仮想通貨ユーザーに銀行サービスなどの提供を目指す。

ワイオミング州の法律では、従来の銀行が仮想通貨関連のサービスを提供するには、KrakenやAvantiのように特設のライセンスを取得する必要がある。

Avantiは仮想通貨と米ドルの取引における決済(セトルメント)を行うことができ、仮想通貨のカストディサービスも提供予定。また、独自の米ドルステーブルコインAVITの発行も計画している。

正式にローンチしていないものの、すでに2,500もの顧客から早期アクセスリクエストが殺到していると、Long氏は明かした。

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