資産運用最大手ブラックロック、ビットコイン投資を検討へ

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ブラックロック本格参入か

資産運用最大手ブラックロック(BlackRock)のRick Rieder CTO(首席投資責任者)が、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)への投資を検討し始めたことを明かした。

CNBCの金融番組に出演したRieder氏は、「ブラックロックはビットコインへの投資を検討している」、「私の理解では、ビットコインの技術と規制環境も進化しているため、多くの投資家はポートフォリオに入れ始めている。それが価格の上昇する重要な背景だ」と語った。

同氏によると、ブラックロックはビットコインの投資についてまだ投資助言などを行っていないが、多くの企業が過剰な現金を持っているため、仮想通貨へのアロケーションは「道理にかなう」とした。一方、すべての投資家が1%のポートフォリオをビットコインに充てるべきといったポピュラーな論調に対しては、懐疑的考えを示し、「何パーセントとは、ポートフォリオの組み方によるものだ」と投資戦略次第で選択肢に入る点を強調した。

ブラックロックは現在約9兆ドルに相当する資産を運用しており、世界最大の資産運用企業。1月には、ブラックロックが米証券取引委員会(SEC)に提出する目論見書を変更し、「BlackRock Funds V」と「BlackRock Global Allocation Fund, Inc.」の2種類のファンドでビットコインの先物に投資することを可能にしたことが話題となっていた。

また、ブラックロックの他、世界的ヘッジファンド「ブリッジウォーター・アソシエーツ(Bridgewater Associates)」やモルガン・スタンレーなどの金融大手もビットコインへの投資を検討していることがこれまでに報じられている。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

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