DeFi Simulation
仮想通貨イーサリアムのブロックチェーンで稼働するDeFi(分散型金融)アプリを利用する際、あらかじめガス代(ネットワーク手数料)無しで試験運用できるツールが誕生した。
現在、DeFiアプリの利用率が大幅に高まっているが、ガス代の高騰が利用者の負担となっている。ガス代不足による送金失敗や機会損失も投資家にとっての大きなリスクとなるほか、見えにくいガス代を考慮した運用に躊躇する投資家も多かった。
これらの解決の一助となるDeFi運用のシミュレーターツールを公開したのは、DeFi総合運用プラットフォームInstadapp。ツール「DeFi Simulation 」は、模擬環境でDeFiを試験的に運用して必要なガス代を算出し、利用者が支払う実際のコストを計算する。
具体的な利用手順としては、まず無料の口座開設が必要。「Account Setting」で、「Simulate transaction mode」をオンにすれば、模擬環境となる(制限時間30分)。模擬環境では、テスト用で100ETHが付与されるため、CompoundやAave、Uniswapなどの人気DeFiをInstadappを通して試験運用することができ、DeFi体験をしたいユーザーにも適している。
実際の資産ではなく、テストトークンで運用することで運用金利などを見ることができるため、投資家にとっても有用なツールになりそうだ。
以下公式の説明ビデオだ。
New users can simulate a completely new account, and existing users can continue to simulate their existing position for 30 minutes – both topped up with 100 ETH to try out the DeFi exactly like Ethereum Mainnet.https://t.co/ogTKLhQ8DA
— Instadapp (@Instadapp) February 15, 2021
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